Team:Chiba/Qurum Sensing Cross-talk
From 2008.igem.org
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・異なる生物はそれぞれに異なるLuxRタイプのタンパク質を持ち、それぞれアシル鎖の長さ、あるいはC-3位の置換基が異なる種類のAHLに応答する。Vibrio fischeriはLuxRにより3OC6HSLに、Pseudomonas aeruginosaはRhlRにより、C4HSL、C6HSLに、LasRにより3OC12HSLに応答する(Fig.).しかし、Pseudomonas aeruginosa由来のRhlR,LasRも3OC6HSLを受け取ることがわかっており、このとき、より高い濃度の3OC6HSLが必要となる(文献).3OC6HSLがゆっくり溜まっていく時、LuxRが最も早く応答し、RhlR、LasRはそれよりも遅く応答する。 | ・異なる生物はそれぞれに異なるLuxRタイプのタンパク質を持ち、それぞれアシル鎖の長さ、あるいはC-3位の置換基が異なる種類のAHLに応答する。Vibrio fischeriはLuxRにより3OC6HSLに、Pseudomonas aeruginosaはRhlRにより、C4HSL、C6HSLに、LasRにより3OC12HSLに応答する(Fig.).しかし、Pseudomonas aeruginosa由来のRhlR,LasRも3OC6HSLを受け取ることがわかっており、このとき、より高い濃度の3OC6HSLが必要となる(文献).3OC6HSLがゆっくり溜まっていく時、LuxRが最も早く応答し、RhlR、LasRはそれよりも遅く応答する。 | ||
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Revision as of 21:05, 27 October 2008
・クオラムセンシングにおける送受信装置は由来する生物ごとに特有のセット(AHL合成酵素「Iタンパク質」、AHLレセプタータンパク質:「Rタンパク質」とendogenousなプロモーター)をなしているが、異種の送受信装置同士もCross-talkすることが分かっている。
・異なる生物はそれぞれに異なるLuxIタイプのタンパク質を持ち、アシル鎖の長さ、あるいはC-3位の置換基が異なる種類のAHLを合成する。それぞれの生物種のLuxIタイプのタンパク質、それが合成する分子名は以下の表のようである。 (Fig.4).AHLを受け取り応答するLuxRタンパク質はVibrio fischeri由来であり、3OC6HSLに応答する。しかし、他種生物由来のAHLにも応答することが知られており、このとき、より高い濃度のAHLが必要となる[http://partsregistry.org/Part:BBa_F2620:Specificity (2)]。AHLがゆっくり溜まっていく時、LuxRは3OC6HSLに対して最も早く応答し、他のAHLに対してはそれよりも遅く応答する。
・異なる生物はそれぞれに異なるLuxRタイプのタンパク質を持ち、それぞれアシル鎖の長さ、あるいはC-3位の置換基が異なる種類のAHLに応答する。Vibrio fischeriはLuxRにより3OC6HSLに、Pseudomonas aeruginosaはRhlRにより、C4HSL、C6HSLに、LasRにより3OC12HSLに応答する(Fig.).しかし、Pseudomonas aeruginosa由来のRhlR,LasRも3OC6HSLを受け取ることがわかっており、このとき、より高い濃度の3OC6HSLが必要となる(文献).3OC6HSLがゆっくり溜まっていく時、LuxRが最も早く応答し、RhlR、LasRはそれよりも遅く応答する。