Team:Chiba/protocol/gelcheck/j
From 2008.igem.org
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アガロースゲル電気泳動
アガロースゲル作成
- 電気泳動用アガロースを0.7%(12~0.8bp)となるようにTAE Bufferに加える。
- 大型ゲル、小型ゲルを1個ずつ作るときは、電気泳動用アガロースを0.7g、TAE Bufferを100mLぐらいがちょうど良い。
- 電子レンジで3分間、ときどき振り混ぜながら加熱してアガロースを溶かす。ゲルの溶け残りがないようにする。
- ゲル型にのせ台を入れてゲル柵を設置したところに、溶かしたアガロースを流し込む。この時ゲル柵などに気泡が生じないようにする。また、ゲル柵がのせ台の底に接しないように十分注意する。
- 固まるまで30分以上室温で放置する。
電気泳動
- ゲルが固まったらゲル柵を垂直に抜き取る。
- のせ台ごとに電気泳動槽にセットする。この時電気泳動槽に複数ののせ台を入れても問題はないが、電気泳動速度が若干遅くなる気がする。
- 電気泳動槽中にTAE Bufferを、ゲル面上1mmくらいになるまで加える。ゲルのWellの中に空気がないか確認する。
- DNAサンプル(DNAサンプル+(6×)Loading Dye +必要ならばNFWなど)を調整する。
- 調整したDNAサンプルと、5μLの1kbp ladderをWellに静かに打ち込む。
- 電極を接続して電気泳動槽の蓋を閉め、100Vで約3分間通電する。Loading Dyeに含まれる黄色色素(オレンジG:約50bp)が8割以上進むぐらいが目安。
DNAのバンドを見る
- ゴム手袋を着用する。
- 電気泳動槽からゲルをのせ台ごと取り出し、ethidium bromide溶液にゲルのみを浸す。ethidium bromideは発がん性があると言われているので十分注意して扱うこと。
- 30~40分ほど放置して着色させる。あまり長すぎるとDNAを破壊する恐れがあるので注意が必要。
- ethidium bromideからゲルを取り出しUVライトを照射。写真を撮ってバンドを観察する。
ゲル電の後は
- バンドを見たいだけなら終わり。
- ライゲーションに使うならゲル抽出の項目へ続く。