Team:Chiba/protocol/ligation/gelex/j

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==ゲル抽出==
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これは[[Team:Chiba/protocol/gelcheck/j|電気泳動]]後からの操作です。
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#必ず写真を撮ります。間違った部分を切り取らないようにバンドがどういった状態なのか十分確認しましょう。写真を撮るときはDNAを守るため、あまりUV照射時間を可能な限り短く。
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#写真用のカメラを後ろへスライドして窓を開き、UVが肉眼に直接入らないようフィルターを装着します。
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#ここからは312nmのUV波長でバンドの位置を随時確認し、できればすぐにUV照射をとめます。
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#カッターの先端部分を使って筋を入れるように縦から切り出します。
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#次に横です。断面はなるべくきれいになるようにします。
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#切り出したゲルを倒して、要らない部分のゲルをさらに細かく除去していきます。
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#2mLのチューブに3 Wellずつ切り出したゲルをいれます。'''(ゲルは小さければ小さいほどいいです)'''
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#チューブいっぱいにADB Bufferを入れます。
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#37℃で30分、しんとうするなどして放置します。
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#ゲルが完全に溶けたら[[Team:Chiba/protocol/DNA Purification/zymocleam/j|ザイモ]]をして、ligationに備えましょう。
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*ただしこのときのザイモではBinding Bufferを加える操作を行いません(ADB BufferにBinding Bufferと同じ物資が含まれているため)。
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**切り出すゲルのサイズが小さくなるように,計画(1 wellあたりのDNA量を増やす(高濃度のDNA溶液を用意))。
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**ゲルを切り出す際に,小さく分割したカッターを数枚用意して,他のバンドに触れたら,あるいは目的断片以外のDNAが含まれている可能性があるゲルに触れてしまったら,カッターを取り替えましょう。

Latest revision as of 05:16, 27 June 2009

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ゲル抽出

これは電気泳動後からの操作です。

  1. 必ず写真を撮ります。間違った部分を切り取らないようにバンドがどういった状態なのか十分確認しましょう。写真を撮るときはDNAを守るため、あまりUV照射時間を可能な限り短く。
  2. 写真用のカメラを後ろへスライドして窓を開き、UVが肉眼に直接入らないようフィルターを装着します。
  3. ここからは312nmのUV波長でバンドの位置を随時確認し、できればすぐにUV照射をとめます。
  4. カッターの先端部分を使って筋を入れるように縦から切り出します。
  5. 次に横です。断面はなるべくきれいになるようにします。
  6. 切り出したゲルを倒して、要らない部分のゲルをさらに細かく除去していきます。
  7. 2mLのチューブに3 Wellずつ切り出したゲルをいれます。(ゲルは小さければ小さいほどいいです)
  8. チューブいっぱいにADB Bufferを入れます。
  9. 37℃で30分、しんとうするなどして放置します。
  10. ゲルが完全に溶けたらザイモをして、ligationに備えましょう。
  • ただしこのときのザイモではBinding Bufferを加える操作を行いません(ADB BufferにBinding Bufferと同じ物資が含まれているため)。
    • 切り出すゲルのサイズが小さくなるように,計画(1 wellあたりのDNA量を増やす(高濃度のDNA溶液を用意))。
    • ゲルを切り出す際に,小さく分割したカッターを数枚用意して,他のバンドに触れたら,あるいは目的断片以外のDNAが含まれている可能性があるゲルに触れてしまったら,カッターを取り替えましょう。